■□ 本日の株式市場の全般的な動き □■
【8月13日の東京株式市場】
日経平均株価 +556円の43,274円(最高値更新)
TOPIX +25.54の3,091.91ポイント(最高値更新)
スタンダード指数 +3.08の1,469.05
グロース250 -0.27の777.75
東証プライム騰落数、値上がり946銘柄、値下がり611銘柄、変わらず65銘柄。
東証プライム売買代金、6兆3,336億円、売買高23億9,654万株。
本日の東京株式市場は、日経平均株価は+556円の43,274円と上昇し6日続伸。
TOPIXとともに連日の史上最高値更新となりました。
前日に公表されたCPI(米消費者物価指数)が市場予想とおおむね一致し、米国の利下げ期待が維持されたことで買い安心感が広がりました。好業績発表銘柄への買いも継続し相場を支える形となりました。
【昨晩の米NY株式市場】
NYDOW +483ドルの44,458ドル
NASDAQ総合指数 +296.50の21,681.90
昨晩の米NY株式市場、NYDOWは反発、ナスダック総合も反発し先週末8日に付けた終値ベースでの史上最高値を更新しました。
市場では『7月CPI(消費者物価指数)が変動の激しいエネルギーと食品を除くコアで前年同月比3.1%上昇し、市場予想平均の同3.0%上昇を上回った。ただ、CPIが小幅な上ブレにとどまったことから、FRB(米連邦準備制度理事会)による9月利下げ期待が相場を押し上げる格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやテキサス・インスツルメンツ、クアルコムなどが買われた』と指摘されていました。
■□ 目立った銘柄 □■
【プライム市場の目立った上昇銘柄】
アシックス(7936):+633円の4,163円。業績上方修正。
アンビス(7071):+100円の625円連続S高。特別調査委の報告書受領。
新電元工業(6844):+295円の3,420円。業績上方修正。
アジアパイルHD(5288):+137円の1,215円。1Q営業益3.6倍。
【スタンダード市場の目立った上昇銘柄】
堀田丸正(8105):+80円の385円S高。米バックトHD傘下企業筆頭株主に。
ヤマノHD(7571):+30円の160円。和装宝飾の販売。
芦森工業(3526):+700円の3,790円S高。TOB価格サヤ寄せ。
トレードワークス(3997):+400円の2,064円連続S高。2Q経常黒字浮上。
【グロース市場の目立った上昇銘柄】
アルファクスFS(3814):+50円の182円連続S高。9月6日上場廃止。
アイデミー(5577):+150円の931円S高。企業のAI/DX教育支援。
エクサウィザーズ(4259):+80円の525円S高。1Q黒字転換。
unerry(5034):+503円の3,305円S高。今期2ケタ増収増益予想。
■□ 日経平均株価の動向と予想 □■
日経平均株価 +556円の43,274円。
日経平均株価 中期基調・短期基調はそろって上向き。
サイコロ ●●●○●●○○○○○○「7勝5敗」
日足 陽線
【市場の声】
『連日の史上最高値更新だ。高値を明確に更新したことで投資家心理が好転している。買い遅れている資金も少なくない。株高ムードがどこまで続くか見極めたい』『高値警戒感のほか、ショートカバー(買い戻し)の一巡もみられる。当面の天井に近いのではないか』
【コメント】
本日の日経平均株価終値は+556円の43,274円と上昇。
前日に昨年7月11日に記録した42,426円を更新し、史上最高値を更新た日経平均株価ですが、本日も+556円と続伸し43,000円台に乗せてきました。堅調な動きが続いております。
指数寄与度の大きい半導体関連やハイテク株が引き続き買われているほか、好決算銘柄の上昇が相場を支える形となっております。なお、日経平均株価は一時+733円の43,451円まで上昇する場面もありました。
日経平均株価は本日の上昇で6日続伸です。過度な悲観は後退、売り方の買戻しも手伝い強い動きが続いております。
しかし本日の上昇で、日経平均株価の25日移動平均線乖離率が6.46%に達しました。6%を上回ると過熱水準。現在は、明らかに過熱感の強い相場環境。警戒が必要な局面に達したといえます。
ここからは相場の急変に十分に注意して見ていきましょう。